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宿なし車中泊の楽しい車旅  西国霊場第5番 葛井寺 [車旅]

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葛井寺(ふじいでら)は聖武天皇の命で創建されたという。
近鉄藤井寺商店街のそばにたたずむ街中のお寺です。

場所柄境内はそんなに広くはないのですが、自慢の国宝天平仏の本尊
その十一面千手千眼観音像は本当に千の手を持っています。

毎月18日に開扉されています。


大きな地図で見る


境内諸堂配置図

境内諸堂配置図.gif
境内諸堂配置図



寺の周辺は住宅などが近接しており、境内は比較的こじんまりしています

四脚門

四脚門.jpg
四脚門


商店街のアーケードを抜けると左手(東側)に寺の西門にあたる「四脚門」が
建っているのが見える。この門から境内に入ると本堂の横に出てきます。

「四脚門」は慶長6年(1601年)に豊臣秀頼により建立された旧南大門を天明
5年(1785年)にここに移築したものといわれており、葛井寺で現存する最古の
建物であり、国の重要文化財に指定されています。


南大門

南大門.jpg
南大門


「四脚門」から境内に入らずその前を更に100m弱南の方向に進み、最初の
交差点を左折し50m強東の方向に進むと左手に「南大門」が見えてきます。

「四脚門」は小ぶりですが、これに比べ「南大門」は大きく堂々とした造りにな
っています。

「四脚門」と同様に赤い色に塗られているが、「南大門」の方はかなり退色して
色が薄くなっているためか赤というよりもむしろピンク色に近い。葛井寺に限ったことではないが、寺の山門は赤く塗られていることが多いですね。
赤い色は死者を護るといわれていますが、この言い伝えに由来しているのでし
ようか。

「南大門」も国の重要文化財に指定されている。


本堂

葛井寺1.jpg
葛井寺


石畳の参道を進むと「本堂」に着く。「本堂」は30年余りの時日をかけて安永
5年(1776年)に再建されたものといわれ、国の重要文化財に指定されている。

本堂内に祀られている春日仏師作の「本尊」十一面千手千眼観世音菩薩(千手観音坐像)は上述の縁起の項にも記載したように、神亀2年(725年)に聖武
天皇の勅願により安置されたものといわれ、現存最古の千手観音像として貴
重であり国宝に指定されている。


十一面千手千眼観世音菩薩像


本尊 国宝 十一面千手千眼観世音菩薩像
十一面千手千眼観世音菩薩像.jpg
十一面千手千眼観世音菩薩像


これはすごい圧倒的存在感です。

本尊は厨子の奥に安置されており、厨子内部は暗いため見にくいが、でき
るだけ近くに寄り、ジッと眼をこらすと本尊の姿を拝観することが出来ます。

仏像自体は大きいものではありませんが、像には多数の脇手がビッシリと出
ていいま。
脇手は仏具らしきものを持っていますが、これらは経典に定められたものら
しいまた、全ての手の掌には眼が描かれていたという、まさに言葉通りの千
手千眼観音坐像であり、約1300年もの歴史を経た仏像故か非常に印象的
でした。

一度は見いておきたい仏様です。感動しますよ。


葛井寺は、平安時代後半には観音霊場として知られるようになり、江戸時
代から西国三十三番観音霊場の第五番札所として賑わっています。

毎月18日には厨子の扉が開かれ、本尊を拝観することができます。
また毎年8月9日の「千日まいり」にはたくさんの拝観者で夜遅くまで賑わっ
ています。



西国33所観音巡礼は足元をしっかりされてお参りしましょう

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