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宿なし車中泊の楽しい車旅  西国霊場第4番 施福寺 [車旅]

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西国三十三所中最大の難所といわれる施福寺へ挑戦します。
今の時代は時の流れと共にいろいろ変わっていきます。

西国観音霊場の中でも難所と言われていた寺も、次々門前まで車で
行けるようになってきました。

もっとも苦しいとされた観音正寺も門前まで車で行けるようになりました。

残っているのは、ここ施福寺と上の醍醐だけとなってしまいましたが、
巡礼には難所の一つや二つあったほうが良いと思いませんか。

駐車場から先は車では行けません、そこから急な坂道、嫌でも歩くしか
ないのです、お寺まで看板にこれより約1kmと書いてあります。

少し坂道を歩くと「これより八丁」の道標が見えてきます、一丁は・・・・・
確か約109m(??)  だとすると872m・・???

暫く行くと急な坂道の途中に「仁王門」があります、この辺りだけ少し
平坦地となっていますが、すぐまた急な坂道のなってきます。

仁王門.jpg
仁王門

記事に書いても分かりにくいので「55kami3」さんのYou Tubeを
お借りしました。



仁王門をくぐると、参道は再び急勾配の、自然石で造られた石段になり、
道幅も狭くなって歩きにくくなる。

施福寺参道.jpg
参道

このような状態の参道が長々と続きます。
登りはかなり厳しく、西国三十三ヶ所霊場の中で難所の一つに数えられ
ているのも分かるような気がします。

ただ、今では、車で登山口の所までは登ることが出来るので、車道のな
かった昔に比べるとずっと楽に参拝出来るようになったのではないでしょ
うか。

参道途中には所々に小さな石仏が安置されており、硬貨が入れられた
小さな賽銭箱が側に置かれていました。

この小さな石仏は誰かに持ち去られることもあると聞ききます、嘆かわし
いことですね。

本堂の下には、「愛染堂」が建っています。

弘法大師御剃髪所跡.jpg
弘法大師御剃髪所跡

かつて、勤操僧正がこの寺に住んでいるとき、空海(弘法大師)が訪れて
きて、寺で修行し、この場所で剃髪し得度したといいました。
愛染堂の前には「弘法大師御剃髪所跡」、と銘のある石碑、「弘法大師報
恩感徳の為」と書かれた灯籠が建てられています。

愛染堂と本堂の間の階段の途中、本堂に向かって左側に「弘法大師御髪
堂」が建っています。

弘法大師御髪堂.jpg
弘法大師御髪堂

この堂には、弘法大師の剃髪した髪が納められていると伝えられています。

やっと本堂に到着しました、お疲れさまでした。

施福寺本堂.jpg
 
現在の本堂は弘化2年(1845年)の焼失後、安政年間(1854 - 1860年)に
復興されたものである。
本尊は弥勒菩薩、両脇に千手観音と文殊菩薩を安置し、このうち千手観
音が西国三十三所の札所本尊となっている。

西国札所巡礼の中興者とされる花山法皇を馬が道案内をしたと伝えられて
おり、本尊と背中合わせの後堂(本堂の裏側)には馬頭観音が安置されています

馬頭観音.jpg
馬頭観音

標高530mのちょっとした山登りのような参道を登り施福寺へ、境内の規模
は大きくはないが、本堂の前の広場は比較的広くとられており、広場の端
からは葛城山、金剛山などの山並みを望むことができ、眺望は素晴らしく
息を切らせて登って来て福がありました。


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